はあ~~、お呼びですかぁ~~

白衣の堕天使のぼやき

おおぼけ、こぼけ

現代では、認知症(いわゆるボケ)がみんなの関心を集めている。
高齢化社会だし、自分の祖父母はもちろん、両親も、いずれ自分も・・。
生命保険に「認知症」の保険ができている。多くの生命保険はガンや病気入院などを保障する目的なのだが、「認知症になったら・・・」といううたい文句で各社が保障内容を競っている。
私が出会った「ぼけ」さん、共通するのは
「記憶がなくなる」
「痛くない=痛みに対する認識がない」
「夜間に症状が悪化」
「妄想(物を取られた、殺される、悪口を言われているなど)」
「有効な治療法がない」なのだが、
今居る「おおぼけ」さんは、人格が崩壊してきている。
ご飯の食べ方(箸を使う事、スプーンを使う事)がわからない
トイレに行っても、どうやったらいいかわからない
そのうち、「高齢の威圧的な男性」「少年(僕という)」「獣のような唸り声を出す動物」「本来の自分」と4種類の人格が出たり、入ったりする。色々認知症は見てきたが「多重人格」が出たのは初めての経験。ちょっと映画みたいで怖い面がある。
「いやだ、する必要はない。」と治療を拒否したり「僕のお母さんの形見なんだよ」と大事そうに歯ブラシを持っていたり、それが数分毎から数時間毎に入れ替わるのだ。
当然、表情も変わるし、声も変わる。ホント、ホラー映画を見ているような感じ。
精神科に治療はゆだねる事になるが、どうやって治すんだか・・。オオカミみたいな唸り声を上げてる時は、なんとも対応ができなくなる。すべては人間の「脳」の問題なのだろうが・・・「悪魔が憑いた」「狐憑き」なんて言葉がよぎる。
「悪魔祓い(エクソシスト)」や「除霊、お祓い」なんてな事が有効なんじゃないかとも思えてくる。さあ、おおぼけさんのこれからはどうなるのか??

本物のオオカミは精悍でカッコいい!!